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細々と二次創作らくがきを載せているブログです。初めてお越しになった方は、「はじめに」をご一読下さい。

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|| 2014.06.27

えるふぇん
アニメのエルフェンリートを見ました。
既に「ハーレム萌えアニメの皮を被った鬱グロアニメ」として有名かと思いますが、
原作は個人的に人生で五本の指に入れたい、大好きな漫画です。
アニメも名作と聞いていたのですが、グロ耐性が貧弱すぎて躊躇すること数年(動画になるとダメなんです)、
先日ニコ生で一挙放送していたので思い切って見てみました。
すごく綺麗にまとめられた良いアニメでした。
グロは覚悟を決めていればまあ平気、それよりも改めてストーリーの暗さに打ちのめされそうでした…。
OPの「LILIUM」、荘厳で綺麗なんですけど、ずっと聴いてると鬱になりそうね……。


原作とアニメ、どちらもすばらしい作品なので、是非多くの方に読んでor見てもらいたいのですが、
同時にものすごーーー…く人を選ぶ作品でもあるので、どう薦めたらいいのか迷います。

ざっくり言うと、「グロや暗い雰囲気が平気ならアニメから」
「残念な絵や頭のネジ飛んでるノリが平気なら漫画から」入るのがいいんじゃないかと。
以下もうちょっと細かくポイントを纏めてみました。感じ方には個人差あるかと思いますが参考までに~。

【アニメ版】
・グロいです。効果音つきで人体千切れまくり、血ブシャーは基本、時折断面、たまにモツ。
・原作に比べ露骨なエロは控えめです。おっぱいは丸出しですが。
・絵、雰囲気ともに綺麗に纏まっています。原作のナンセンスギャグも控えめ、そのかわり全体的に鬱。
・ラストは美しいけれど悲しい結末です。 解決してないところ、気になる方は漫画で!

【原作漫画】
・序盤の絵がヒドイです。演出もノリも全てがナンセンス。果たしてどこまでが狙ったギャグなのか?
 でも序盤乗り越えられれば慣れます。むしろ暗い雰囲気を中和してくれてイイ感じ。
・露骨なエロが多いです。人によってはグロ以上に不快&蛇足と感じるかも。
・もちろんグロいですが画力&演出のせいであまりグロく見えないと思います。ギャグに見えます。
 ただし後半になると見せないグロ演出が上手くなってきてそっちの方がキツいかも。
・ラストは切ないながらもこれ以上ないという程のハッピーエンド。読後感は悪くないかと。


この作品のテーマについて、監督が「差別と救い」であると語っていましたが、まさにその通りだと思います。
アニメもそれに添って、とても綺麗に纏められているのですが、
個人的にはやはり、それをさらに深く掘り下げた原作漫画をオススメしたいです。
綺麗な作品を楽しみたいならアニメから、軽い気持ちでツッコミを入れながらなら漫画から見てみてね。

追記で更に原作ネタバレトーク。 特に大好きなシーンの多い10~11巻あたりの話について。
暗い話が続きますが、作品のテーマに最も深く踏み込んでいるくだりだと思います。

テーマの一つ「救い」についてですが、個人的にこの作品の特に良いところは
「罪を犯した人が心を入れ替えて謝っても許されないこと」「それが救いになっていること」…だと思っています。
残虐なプロジェクトを何とも思ってなかった能宗が、バーバラが命令に背いてまで自分を庇ったことによって心を動かされ制御装置を外すが、結局許されることはなく殺されてしまう。
彼の今までの行いを考えたら「その後幸せに暮らしましたとさ」で終わらないのは当然なんですが、その上で、
たとえ許されなくても、謝りたい、罪を償いたい、許して欲しいと願い続ける姿にこそ救いを感じるのです。
(これはラストのルーシーにも重なる部分ですよね)
お陰で能宗が最後に心から「ごめんな」と伝えられたわけですし…。
巻き添え食らったナースは哀れですがモブ酷はデフォなので仕方なし。

そしてもう一つ「差別」について。
にゅうに自分の計画と一族の歴史を語る角沢長官。
エルフェンリートのお話の主軸は「人類VS新人類」という壮大なSFなストーリーのようですが、それでも根底にあるものはあくまで「差別」というのがここではっきりと明かされます。
「なぜヒト科の動物はホモサピエンスしかいない?」という台詞が鮮烈です。差別は身近にあるものだからこそ、普通の人ではない彼らがそれを遥かに超えた苦しみを受け続けてきたことは想像に難くありません。
角沢長官の行いはまさしく鬼畜の所業ですが、彼(と彼に至るまでの一族)をそうまでさせた願いと希望が、ルーシーに「お前たちはただの人間」と一蹴されてしまうのが残酷で、悲しいです。

アニメでは教授のアヘ顔生首を執拗に映すので笑っちゃいましたが、
後になってよく考えてみたら、鬼の晒し首になぞらえていたのかも…。

更にもう一つ、原作を何度読み返しても心にくる台詞を。
子供の頃コウタに、自分が人をたくさん殺すようになったら自分を殺して欲しいと頼むルーシーですが、その後に続く台詞が「自分じゃ未練があって死ねないから」。
彼女の葛藤、矛盾した感情に胸を締め付けられます…。
にゅうの人格はルーシーにとって、捨てきれなかった希望の部分だったのかもしれないですね。
徐々に人との暮らしに溶け込んでいったにゅう、「人と一緒に生きていきます」と力強く言い切ったにゅうが、実は一番好きなキャラだったりします。
もちろんどんな逆境にもめげない健気なナナも可愛いし、皆大好きゴミ拾いおじさんも好きですが!

久しぶりに長々と語ってしまいました…。文章力が来いという感じですが、ひとまず吐き出し。
キモチワルイ長文をここまで読んで下さった方、ありがとうございました。

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